鎌倉妙法寺(苔寺)の拝観料、拝観時間、ご利益、見所について
鎌倉の苔寺として有名な妙法寺。一年を通じて苔が生えた石段の緑々しさが魅力の観光スポットです。境内には、複数の堂塔やお墓が祀られているのが特徴です。苔石段の上部には釈迦堂があり、総門、仁王門、釈迦堂を結ぶ線を中心として、法華堂、鐘楼、奥の院、本堂、宝蔵、庫裡があり、この形式は、仏教の教主釈尊を信仰の中心として仰ぐ日蓮宗の教義を具現化させた場所となっています。鎌倉のお寺巡りは、鎌倉駅のロッカーに荷物を預け、自転車をレンタルして巡ると、時間と体力の節約になり、おすすめです。鎌倉駅のロッカーと、レンタサイクルの情報については、以下のページで詳しくまとめています。
目次
鎌倉妙法寺とは
鎌倉妙法寺とは、建長五年(1253年)日蓮大聖人が千葉県安房から鎌倉にきて、初めて開かれた法華経弘通の道場で、身延山に入山するまでの二十数年にわたって日蓮上人が住んでいた霊蹟です。
妙法寺への行き方
鎌倉妙法寺へは、鎌倉から逗子方面へと向います。徒歩でも行くことができますし、バスでも行く事ができます。夏場の暑い時期などは、少し距離があるのでバスで向った方がおすすめです。
徒歩での行き方
鎌倉妙法寺は、JR鎌倉駅の東口を出て、徒歩15分ほどの場所にあります。お寺がひしめき合うというような場所というよりは、民家が立ち並ぶ奥地に妙法寺があります。
バスでの行き方
鎌倉駅バスロータリーの3番線、逗子駅行または、緑ヶ丘入口行に乗車し、名越のバス停で下車し、徒歩3分ほどで到着します。
鎌倉妙法寺の拝観時間
妙法寺は、9時30分から16時30分まで参拝することができます。拝観料として300円がかかります。入口にある受付で拝観料金を払ってから境内へと進みます。
鎌倉妙法寺の見所
妙法寺の入口はそれほど大きくなく、総門へと向う階段と受付へと向う通路に分かれます。
総門側は門の前までは進めますが、妙法寺の境内には入ることができないので、拝観料を支払う受付側から入場します。
受付で拝観料を支払うと、火の付いたお線香をいただく事ができます。
本堂
受付でいただいたお線香は、本堂にお供えします。
本堂の前には、蓮が入った鉢が複数あります。蓮は仏教においてよく登場する花ですが、どんなに汚れた泥の中からでも見事な華を咲かせるということで、人生においてもどんなに辛く汚れた環境下においても、それを耐え忍んで最後は見事な華を咲かせなくてはならないというような教え伝えがあると聞いた記憶があります。
鉢の中には可愛いメダカが泳いでいます。
本堂で参拝を済ませたあと、苔石段へと向います。途中仁王門へと続く自然豊かな細道が続きます。
大覚殿
仁王門の手前には、大覚殿があります。大覚殿には、中央に釈尊、左に妙法稲荷大明神、右に熊本城天守閣に祀られていた清正公の尊像が安置されている場所です。
仁王門の前の石段にも苔が生えていました。
仁王門
妙法寺の仁王門です。寺院を守護する赤い金剛力士が両側に安置されています。
二体の金剛力士は、どれほど長い年月祀られているのでしょうか?当時の原型はとどめていないものの、力強い表情は、当時から衰える事無く力強さを今もなお感じ取る事ができます。
金剛力士が祀られた仁王門の先に、苔石段が続きます。仁王門の中央をくぐることはできないので、門を回り込んで石段へと向います。仁王門の脇には、扇塚が祀られています。
苔石段
仁王門を越えると妙法寺の一番の見所である苔石段が続きます。
手前の階段は上り下りすることができますが、苔石段自体は上り下りすることができないように竹でできた柵がされています。
苔石段の隣には、法華堂へと続く石段が別に存在します。右が上り下りできる石段で、左が立ち入り禁止の苔石段になっています。
境内の至るところに石碑が点在しています。
化粧窟
法華堂へと向う階段を登る前に、苔石段の前の通路の先には、化粧窟があります。鎌倉にはいくつかやぐらがあり、私は有料でないと入れない覚園寺のやぐらが好きなのですが、妙法寺の化粧窟には、日蓮上人が祀られています。
法華堂
法華堂の本尊は一塔両尊四師で、文政年間肥後藩主の細川家の建立です。
法華堂の隣、苔石段の上部正面には、釈迦堂跡があり、釈迦堂跡前を真っ直ぐ進むと鐘楼があります。
ここで見逃しがちなのが法華堂へ釈迦堂の間に日蓮上人が実際に手で植えたソテツの木があります。樹齢はなんと650年です。ソテツって南国の異国情緒ある木だと感じていたので、650年も前から鎌倉妙法寺に植えられていたのは、なんだか少し新しい発見です。
鐘楼を越えると、御小庵趾へと続く階段があります。
妙法寺は苔階段が有名ですが、苔階段の上部にも更に階段があり、鎌倉由比ガ浜を望むことができる高台へと続きます。
階段を登りきると、御小庵趾が現れます。
そして次は、護良親王御墓へと続く階段です。
この階段は今までの階段と違い、細く滑りやすくなっています。
登りきると、鎌倉由比ガ浜を一望できる護良親王御墓に到着します。
護良親王御墓
護良親王御墓は、後醍醐天皇第三皇子の御墓です。御年二十八という記載があったので、若くしてお亡くなりになってしまったのかもしれません。護良親王御墓から先は行き止まりなので、階段を下り御小庵趾まで戻ります。
日蓮大聖人塔、日叡上人御墓、南の方御墓
御小庵趾を正面に、向って右が護良親王御墓へと続く階段、向って左が日蓮大聖人塔、日叡上人御墓、南の方御墓へと続く細い山道となります。この先本当に道があるの?というような山道です。ここから先は、鎌倉特有の細い山道となります。
日叡上人御墓、南の方御墓へ向う途中、鎌倉材木座海岸方面の海を眺めることができます。
山道はかなり細く危険です。鎌倉のお寺散策は、転んだ際に直ぐ脱げてしまうような靴は避け、シッカリ履けるスニーカーのような靴を履くのが重要です。
この山道の細さは、建長寺の奥にある天園ハイキングコースよりも細いです。
細い山道を抜けた先には、日叡上人御墓と南の方御墓があります。日叡上人は、当山五世、護良親王御遺子で、南の方は、日叡上人の母君で、藤原保藤の娘です。
苔石段は下から見上げるよりも上から見下ろした方が綺麗
妙法寺の苔石段は下から見上げるよりも、上から見下ろした方が綺麗に見えます。
苔石段に生える苔をよく見てみると、ミズゴケの仲間のような気がします。
新緑の見頃を迎えた妙法寺の苔については、以下のページでまとめています。
以上が妙法寺の見所でした。妙法寺の最寄には、安国論寺がありますので、向ってみたいと思います。
妙法寺の桜
鎌倉で苔寺として有名な妙法寺にも桜の木があります。妙法寺で桜が見れる場所は、受付を済ませる前にある総門と、本堂から仁王門へと向う細道の間にあります。鎌倉で苔寺として有名な妙法寺にも桜の木があります。妙法寺で桜が見れる場所は、受付を済ませる前にある総門と、本堂から仁王門へと向う細道の間にあります。妙法寺のの桜については、以下のページでまとめています。
拝観料
300円
拝観時間
9時30分から16時30分
ご利益
子育て、厄除け
妙法寺のスポット情報
住所
神奈川県鎌倉市大町4丁目7?4
電話
0467-22-5813
地図
妙法寺(苔寺)のご紹介は以上となります。次は、長勝寺についてご紹介いたします。
関連記事:長勝寺について
鎌倉で着物を安くレンタル
鎌倉の街を散策する際には、着物のレンタルがおすすめです。あらかじめ事前に予約をしておくと、割引を適用することができて、女性用、男性用の着物も3000円台からレンタルできるのでとてもリーズナブルです。特に桜やあじさいのシーズンは人気が高いので、早めのご予約がおすすめです。詳細とお申込みは、以下のページをご確認ください。
体験イベント
鎌倉で開催中のイベントの一覧です。事前予約を行なうと、割引クーポンが手に入るイベントが多くあるため、事前予約がおすすめです。
日本舞踊
創作体験
- 【陶芸】陶工房DAN(ダン)
- 【陶芸】たからの窯
- 【陶芸】村上工房
- 【陶芸】楓窯
- 【鎌倉彫】隠れ家漆工房「青樹庵」
- 【ステンドグラス】鎌倉ステンドグラス
- 【オイル作り】創香
- 【あみもの】アトリエアミカ
- 【ビーズ】iridare embroidery & cooking school(イリダーレ エンブロイダリー&クッキングスクール)
- 【タイル】スペインタイル絵付け教室 カマクランタイル
- 【テーブルウエア】鎌倉山 Natural Tone(ナチュラル トーン)
- 【溶接】Fe★NEEDS(フェニーズ)
料理体験
- 【料理】鎌倉長谷栞庵
- 【料理】鎌倉長谷珈琲&ガレット
- 【料理】北鎌倉アトリエ&ギャラリーRicochet (リコシェ)
- 【料理】M&M Kamakura Bento Cooking(エムアンドエム カマクラ ベントウ クッキング)
人力車
マリンスポーツ
- 【ダイビング】湘南DIVE.com
- 【サーフィン】
- 【SUP】セブンシーズ
- 【SUP】Blue Peter Surf Club Zaimokuza
- 【SUP】HilOhana(ヒロハナ)
- 【ウインドサーフィン】鎌倉ウインドサーフィンスクール
- 【ウインドサーフィン】ファーイースト
- 【シーカヤック】鎌倉マリーナ
- 【水上バイク】海の家 おとひめ亭
その他
- 【ヨガ】Yoga For Natural Beauty Life(ヨガフォーナチュラルビューティーライフ)
- 【坐禅】円覚寺
- 【美術館】北鎌倉 葉祥明美術館
- 【ダンス】鎌倉ウインドサーフィンスクール
- 【サイクリング】鎌倉のおすすめサイクリングコース
- 【出会い】鎌倉ひとり旅におすすめの出会いの場
鎌倉のお寺、神社
鎌倉の魅力といえば、今から800年以上前の鎌倉時代の雰囲気を残しつつ、綺麗な鎌倉の海や自然が楽しめるという点です。お寺の境内から海を眺められる場所は、日本国内の中でもなかなか無いのではないかと思います。鎌倉のお寺や神社といえば、鶴岡八幡宮、高徳院(鎌倉大仏)、長谷寺、円覚寺、建長寺などメジャーどころばかりが紹介されがちですが、おすすめという観点には、有名なメジャーどころ、古きよき鎌倉の歴史を心の底から感じられる場所。そして、京都とは違う鎌倉の一番の魅力は、古きよき歴史を感じながら、鎌倉由比ガ浜、材木座といった湘南の海を一望できるという景色の良さという3つの点に大きく分類されてきます。でもメジャーどころでないと、なかなか足を運んでみないとどこがよいのかが分からないというのが実情です。実際に鎌倉の各スポットへ足を運び、写真を撮影しながら、鎌倉にあるお寺や神社で感じた魅了について、以下のページで詳しくまとめています。
関連記事:鎌倉のお寺、神社どこが人気?おすすめ比較鎌倉の観光、デート情報
鎌倉の海の雰囲気や鎌倉の海の家、お寺、神社、レンタサイクル、ホテル情報などをまとめています。鎌倉について更に詳しく知りたい場合は、以下のページもあわせてご覧ください。
関連記事:鎌倉のおすすめ人気観光、デートスポット鎌倉のホテル比較
鎌倉観光の際に利用するのにおすすめのホテルは、JRだと藤沢駅、大船駅、鎌倉駅周辺。湘南モノレールだと、湘南深沢駅周辺。江ノ電だと腰越駅、七里ヶ浜駅、極楽寺駅、長谷駅、由比ヶ浜駅、和田塚駅周辺になります。それぞれの駅周辺にあるホテルを一覧にして比較できるようにしました。比較表では、それぞれの最寄駅からの徒歩時間、簡単な特徴、参考宿泊料金、じゃらん、楽天、エクスペディア、Yahoo!トラベル、JTB、ヨヤキュードットコム、一休の各宿泊施設への予約一覧へのURLを記載しています。参考価格は、行楽シーズン外での価格を参考情報として記載しています。初詣がある年末年始や、桜のお花見、あじさい、海水浴、紅葉シーズンなどは、ホテルの価格が高くなる傾向があります。あらかじめ前もって予約をすると安く済む場合や、希望する宿泊施設の予約がし易いので、鎌倉へ宿泊で旅行に訪れる際には、早めに予約をするのがおすすめです。
関連記事:鎌倉のホテル比較