明月院(あじさい寺)の拝観料、拝観時間、ご利益、見所について

6月1日に撮影した明月院表参道のあじさい

6月1日に撮影した明月院表参道のあじさい

明月院は、梅雨の時期はあじさい、秋は紅葉で有名な北鎌倉から徒歩15分ぐらいの場所にある綺麗なお寺です。以前は拝観料が300円だったのですが、現在は一律500円に値上がりしています。境内の中には竹林があったり、お茶ができる月笑軒があったり、一年を通じて鎌倉の草花を見る事ができるとても綺麗なお寺です。特に梅雨のアジサイの時期と、紅葉の時期は、行列ができるほど人気があります。明月院に訪れる際には、北鎌倉駅のコインロッカーに荷物を預けると便利です。北鎌倉駅のコインロッカーについては、以下のページでまとめています。

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6月上旬の明月院のあじさい

6月1日に撮影した明月院の表参道のあじさい

6月1日に撮影した明月院の表参道のあじさい

明月院は、6月のあじさいのシーズンと、12月の紅葉シーズンになると、後庭園が開放され、円窓がある本堂の裏側まで行くことができるようになります。明月院のあじさいはブルーの色合いがとても綺麗なのが特徴です。6月になると、明月院の青いあじさいを見るために、大勢の人たちが観光に訪れてきて、北鎌倉駅の改札を出るのにも時間がかかるほど、多くの人たちで混雑します。後庭園が開放される6月1日の日に、明月院を訪れ、境内のあじさいがどのような様子かについて確認してきましたのでご紹介いたします。

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6月中旬(見頃)の明月院のあじさい

見頃をむかえた6月中旬の明月院のあじさい

見頃をむかえた6月中旬の明月院のあじさい

明月院のあじさいの見頃は6月中旬です。前回は、6月上旬に訪れた際の明月院のあじさいの様子をご紹介しましたが、今回はあじさいの見頃をむかえる6月中旬に訪れてみました。明月院であじさいの一番の見所といえば表参道です。テレビなどにもよく登場するこの場所は、表参道の両脇に明月院ブルーと呼ばれる姫あじさいが咲いています。明月院のあじさいの90パーセントが姫あじさいになります。姫あじさいは、咲き始めは水色で、時間の経過と共に青く変わっていきます。見頃を向えた明月院のあじさいを撮影してきましたのでご紹介いたします。

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明月院のハナショウブ(花菖蒲)

後庭園のハナショウブ

後庭園のハナショウブ

明月院であじさいが見頃を迎える6月のあじさいシーズンは、本堂後庭園のハナショウブも見頃を迎えます。明月院の境内は、あじさい目当ての人たちでとても賑わっている時も、明月院本堂後庭園は比較的空いています。明月院本堂後庭園でハナショウブを見るためには、500円の入園料が別途かかってきます。

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明月院とは

明月院の入り口

明月院の入り口

明月院は、平安後期、武将山内俊道の供養のために、嫡子(家の跡つぎをする子)である経俊が創建した名月庵が始まりです。約100年後に、北条時頼建立の最明寺を時宗が開山に蘭渓道隆を迎え、禅興寺として再興されました。更に100年後、室町には関東管領上杉憲方が庵を院に改め、禅興寺の塔頭(高僧の塔があるところ)に併せ支院の首位に置き、寺容を整えました。方丈(禅宗寺院の住持や長老の居室)には、本尊聖観世音菩薩、開山堂に歴代祖師、左のやぐらには上杉憲方の墓、総門近くの禅興寺旧跡に時頼の墓などが祀られています。鎌倉十井の一つ「瓶ノ井」があり、今も使用されています。丸窓の先に広がる往時を偲ばせる庭、6月のあじさい、夏の緑豊かな自然、秋の紅葉、春の枝垂れ桜を楽しむことができます。

明月院の見所

アジサイ

明月院の一番の見所は、梅雨の時期に満開となるアジサイです。7月になると、アジサイの手入れに入ってしまいほとんどアジサイを境内で見る事ができなくなってしまいます。明月院でアジサイを見るのであれば、6月までに訪れる必要があります。

7月の明月院のあじさい

7月の明月院のあじさい

7月の明月院のあじさい

7月の明月院のあじさい

7月の明月院のあじさい

7月の明月院のあじさい

あじさいが咲くシーズンと、あじさいが咲き終わった7月の六地蔵は、アジサイがお供えされています。

あじさいが供えられた六地蔵

あじさいが供えられた六地蔵

あじさいが供えられた子地蔵

あじさいが供えられた子地蔵

あじさいを持った花想い地蔵

あじさいを持った花想い地蔵

7月時の明月院の状況

実際にあじさいシーズンが終わった7月に明月院を訪れると、どのような状況になっているのかを調べてみました。JR横須賀線の北鎌倉駅を下車し、明月院へ向かうと明月院の花だよりの看板が出てきます。

明月院の花だよりのディスプレイ

明月院の花だよりのディスプレイ

明月院の花だよりのディスプレイ

明月院の花だよりのディスプレイ

あじさいの時期が終わった事を告げる張り紙

あじさいの時期が終わった事を告げる張り紙

あじさいの時期が終了すると、以下の張り紙を確認することができます。

あじさいの花は終わりました。手入れに取りかかりました。明月院

拝観できる範囲とルート

6月、12月以外は、明月院の拝観できる範囲が異なります。明月院境内案内図に記載がある通り、6月のあじさいの時期と、12月の紅葉の時期以外は、本堂から先に行くことができません。

拝観できる範囲

拝観できる範囲

明月院 月笑軒のメニュー

明月院の境内の中にある月笑軒のメニュー。

月笑軒のメニュー

月笑軒のメニュー

特にメニューのおしながきには変わりはありませんが、前段に、

姫あじさいがその彩りを凌霄花や百日紅そして山百合に譲っていくころ、暑いきびしいなるの到来です。

との記載がありました。

実際に明月院の境内の中に入っていきたいと思います。

明月院の境内

梅雨の季節に水分を沢山含んだ、木々や草々は夏の強い日差しを受けてイキイキとしています。

明月院の境内入口付近の様子

以下の写真は明月院の境内の入口付近を撮影した写真です。

月笑軒

月笑軒

明月院の境内

明月院の境内

明月院の境内

明月院の境内

明月院の境内

明月院の境内

明月院の境内

明月院の境内

明月院の境内

明月院の境内

更に明月院の境内の奥へと進んでいき、明月院の本堂、宗猷堂(開山堂)、枯山水庭園、表参道、竹林などを巡ってみたいと思います。

宗猷堂(開山堂)

宗猷堂(開山堂)

宗猷堂(開山堂)

宗猷堂(開山堂)

宗猷堂(開山堂)

本堂

本堂

本堂

本堂

本堂

本堂

本堂

枯山水庭園

枯山水庭園

枯山水庭園

表参道

中門

表参道

正面参道

正面参道

明月院やぐら

明月院やぐら

明月院やぐら

明月院にあるやぐらは、間口が7メートル、奥行きが6メートル、高さが3メートルある鎌倉市で現存するやぐらの中では最大級の大きさです。壁面の中央には釈迦如来、多宝如来の二つの仏像と、両側に十六羅漢を浮き彫りにし、中央に明月院を開基した上杉憲方を祀る印塔があり、その前には禅宗様式を表した香炉が安置されています。このやぐらはもともと、永歴元年(1160年)平治の乱、京都で戦死した鎌倉の豪族、山ノ内俊道の菩提供養のために子供であった山ノ内経俊によって伝えられています。その約220年後に、上杉憲方が生前に、自ら墓塔を建立したと伝えられていますが、凝灰岩質のため風化が著しく、彫成年代は明確になっておらず、未だ解明できていないそうです。上杉憲方は、上杉重房公の4代目の曽孫で山ノ内上杉家の祖先です。憲方公の子孫である憲政の時、北条氏康との戦いに敗れ、越後の長尾景虎を頼り、上杉の家名をゆずったとされています。長尾景虎は後の戦国時代の武勇、上杉謙信です。

中門付近と竹林

中門近くの水鉢

中門近くの水鉢

中門近くの鳥箱

中門近くの鳥箱

竹林

竹林

花想い地蔵の後ろには牡丹臭木が咲いていました。牡丹臭木の花期は7月上旬なので花びらが少なくなっている花を多くみかけました。

牡丹臭木

牡丹臭木

山百合が綺麗に咲いていました。

明月院の山百合

明月院の山百合

明月院の山百合

明月院の山百合

明月院は、アジサイ、紅葉だけでなく、綺麗に手入れされた境内もとても魅力的です。たまには、アジサイや紅葉など、混雑しているシーズンを外して、ゆっくり静かに時間が流れる明月院に訪れてみるのも、おすすめかもしれません。

明月院の桜

中門付近で撮影した明月院の桜

中門付近で撮影した明月院の桜

明月院といえばしだれ桜が有名です。北鎌倉駅から円覚寺の前を通って明月院に向う道にも、桜の木があるので、明月院へ向う道の途中でも、桜を楽しむことができます。明月院のしだれ桜は、表参道から中門付近が一番綺麗に眺めることができるスポットになります。鎌倉の桜が見頃となる3月下旬から4月の上旬にかけては、海外からも多くの観光客が明月院を訪れてきて、境内はとても賑やかな状態となります。

関連記事:明月院の桜について

明月院の円窓

明月院の円窓

明月院の円窓

明月院といえば円窓でも有名なお寺です。円窓の前には写真を撮影する人たちで平日でも行列ができていることがあります。海外でも有名なのか、円窓を撮影する行列の中には、海外からの観光客の方も並んでいるのを見かけます。海外の方が円窓に並んで写真撮影をされていると、折角日本に来たんだから沢山時間をかけて何枚も写真撮影をして、海外に帰ってもらいないなっと思っていたら、さっき撮影していたはずなのに、また行列の後ろに並び始めてしまう方もいます。それだけ明月院の円窓は、国を超えて人々の心に魅力を与えるものなのかもしれません。

関連記事:明月院の円窓について



拝観料

500円(小学生以上)

拝観時間

6月:8時30分から17時、6月以外:9時から16時

ご利益

開運、子授け、富・蓄財

アクセス

住所

神奈川県鎌倉市山ノ内189

電話番号

0467-24-3437

地図・ストリートビュー

地図

ストリートビュー

明月院のご紹介は以上となります。次は、建長寺についてご紹介いたします。
関連記事:建長寺について



鎌倉で着物を安くレンタル

鎌倉の街を散策する際には、着物のレンタルがおすすめです。あらかじめ事前に予約をしておくと、割引を適用することができて、女性用、男性用の着物も3000円台からレンタルできるのでとてもリーズナブルです。特に桜やあじさいのシーズンは人気が高いので、早めのご予約がおすすめです。詳細とお申込みは、以下のページをご確認ください。

鎌倉で着物を安くレンタルする

以下のページからも着物のレンタルを予約することができます。

体験イベント

鎌倉で開催中のイベントの一覧です。事前予約を行なうと、割引クーポンが手に入るイベントが多くあるため、事前予約がおすすめです。

日本舞踊

創作体験

料理体験

人力車

マリンスポーツ

その他

鎌倉のお寺、神社

鎌倉覚園寺の水がめに反射するもみじの木

鎌倉の魅力といえば、今から800年以上前の鎌倉時代の雰囲気を残しつつ、綺麗な鎌倉の海や自然が楽しめるという点です。お寺の境内から海を眺められる場所は、日本国内の中でもなかなか無いのではないかと思います。鎌倉のお寺や神社といえば、鶴岡八幡宮高徳院(鎌倉大仏)長谷寺円覚寺建長寺などメジャーどころばかりが紹介されがちですが、おすすめという観点には、有名なメジャーどころ、古きよき鎌倉の歴史を心の底から感じられる場所。そして、京都とは違う鎌倉の一番の魅力は、古きよき歴史を感じながら、鎌倉由比ガ浜、材木座といった湘南の海を一望できるという景色の良さという3つの点に大きく分類されてきます。でもメジャーどころでないと、なかなか足を運んでみないとどこがよいのかが分からないというのが実情です。実際に鎌倉の各スポットへ足を運び、写真を撮影しながら、鎌倉にあるお寺や神社で感じた魅了について、以下のページで詳しくまとめています。

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鎌倉の観光、デート情報

鎌倉の海の雰囲気や鎌倉の海の家、お寺、神社、レンタサイクル、ホテル情報などをまとめています。鎌倉について更に詳しく知りたい場合は、以下のページもあわせてご覧ください。

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鎌倉のホテル比較

鎌倉七里ヶ浜からの夕日と江ノ島

鎌倉観光の際に利用するのにおすすめのホテルは、JRだと藤沢駅、大船駅、鎌倉駅周辺。湘南モノレールだと、湘南深沢駅周辺。江ノ電だと腰越駅、七里ヶ浜駅、極楽寺駅、長谷駅、由比ヶ浜駅、和田塚駅周辺になります。それぞれの駅周辺にあるホテルを一覧にして比較できるようにしました。比較表では、それぞれの最寄駅からの徒歩時間、簡単な特徴、参考宿泊料金、じゃらん、楽天、エクスペディア、Yahoo!トラベル、JTB、ヨヤキュードットコム、一休の各宿泊施設への予約一覧へのURLを記載しています。参考価格は、行楽シーズン外での価格を参考情報として記載しています。初詣がある年末年始や、桜のお花見、あじさい、海水浴、紅葉シーズンなどは、ホテルの価格が高くなる傾向があります。あらかじめ前もって予約をすると安く済む場合や、希望する宿泊施設の予約がし易いので、鎌倉へ宿泊で旅行に訪れる際には、早めに予約をするのがおすすめです。

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