個人事業主?それとも会社設立?

事業を始めるにあたり、個人事業主にするのか、それとも会社を設立するのかを決める必要があります。これからはじめて独立起業を行う方にとって、個人事業主と会社設立の違いがイマイチよく分からない方がいるかと思います。私自身も違いがよく理解できていなかったのですが、知り合いの税理士に質問を行ったところ、一番大きな違いは「税務の管理」ということでした。個人事業主だと、会社としてお金を利用しているのか、個人としてお金を利用しているのかが曖昧になってしまうのに対して、会社を設立するということは、会社のお金を管理するための銀行口座ができるので、お金の管理が分かり易くなるというのが、個人事業主と会社設立の大きな違いだと教えてもらいました。

個人事業主とは

個人事業主とは、株式会社としての法人を立ち上げるのでは無く、自ら事業を行う個人になります。フリーランスと呼ばれたり、自営業者とも呼ばれる事業主形態です。今の時代は、インターネットを活用する事によって、従業員を抱えることなく、自らの能力を活かしながら様々なビジネスを行うことができます。近年は副業解禁という言葉もよく耳にしたり目にしたりする機会が増えてきましたが、個人事業主として、副業を本職として生活をしている人もいます。個人事業主の人がインターネットを活用して、どのような事業を営んでいるのかについては、以下のページにまとめています。

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一昔前は、会社としてでないと信用が得られないので、個人事業主として仕事をしていくのは難しいというような風潮がありましたが、今では企業が個人に歩み寄るような時代にもなっています。ツイッターやインスタグラムなどといった、個の発信が多くの人の共感を呼び、企業組織としての影響力よりも、個人の影響力の方が高いと評価する人も多く出ている点なども、働き方改革が起こっている一つの要因だと思います。10年後、20年後の将来を考えてみた時に、戦後の日本復興を支えてきた企業に属すのが非常識で、インターネットを活用しながら、個人の能力を活かしたビジネスを行っているのが常識という世の中が到来しているかもしれません。個人事業主のメリット、デメリットについて、以下のページにまとめてみたいと思います。

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会社設立とは

会社設立とは、株式会社としての法人を立ち上げることになります。フリーランスの個人事業主として、オークションやアフィリエイトを行っていた方が、法人設立へと切り替える方が中にいますが、毎月の収入が増え、お金の管理をシッカリと行っていかなくてはならないとなった時に、法人化を行う人が多くいます。個人事業主だと、個人の銀行口座しか存在しないため、口座に入ってくるお金を口座から出て行くお金が事業として利用されたものなのか、個人として利用されたものなかのかが、不明確になりがちです。お金の管理がシッカリできていない状態で所得が増えていった場合、多額の脱税違反になってしまうというリスクが高まります。そのため、会社を設立し、会社としての銀行口座を準備することで、仕事として入ってくるお金と出て行くお金を明確化することで、税金の管理が適正に行える状態になるという点が、個人事業主と会社を設立するという点の大きな違いとなります。会社設立の目安としては、年間の所得が1,000万円を越える場合となります。会社設立のメリット、デメリットについて以下のページにまとめてみたいと思います。

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