フォロワー数は重要じゃない!エンゲージメント率が最も意味がある数値
「フォローされたので、フォローを返したら、フォローを外されるフォロワー外しの行為がとても気に入らないので、対処方法を教えて欲しい。」というフォロワー外しの問い合わせをよく受けるので、フォロワー数は大切ではないという事を伝えるために、本記事を書いてみました。ソーシャルサービスで目立ちたいと思うのであれば、効果が出せるインフルエンサーになることが大切だと思います。インフルエンサーとは、世の中に影響を与える人の事です。ソーシャルであれば沢山のフォロワー、ブログであれば沢山の購読者がいる個人がインフルエンサーと、捉えがちですが、私は決してそうだとは思いません。このような人物が今までも、これからも活躍できる真のインフルエンサーだと感じることについてまとめてみたいと思います。本当は、IT関係のブログ側に書こうかなっと思ったのですが、あまりIT業界に関連が無い人が購読していただいている本ブログに記載した方が、「自分もインフルエンサーになれるかもしれない。」っと気付きを与えられそうな気がしたので、こちらに記載したいと思います。
目次
人のつながりを知る
まずインフルエンサーを語る前に、誰かが情報発信をするという事は、それを受け取る相手がその先にいるということになります。つまり人同士の情報の伝達を行うためには、自分も含めて二人以上存在する必要があります。
情報の伝達を行う事を語るとPRという概念が頭をよぎりますが、今はインフルエンサーについての話題なので、インターネット上の人のつながり(ソーシャルネットワーク)だけにフォーカスしてまとめてみます。
インターネット上の人のつながりには、ソーシャルグラフという考え方と、インタレストグラフという考え方が存在します。
ソーシャルグラフとは、人のつながりを意味します。インタレストグラフは、趣味のつながりを意味します。
インフルエンサーとインターネット上の人のつながりには、大きな関係があるので、まずはソーシャルグラフと、インタレストグラフの違いについてまとめてみたいと思います。
ソーシャルグラフとは?
ソーシャルグラフとは、インターネット上における人のつながりを意味します。分かりやすい例で述べると、Facebookのように実名を公表し、お互いがある程度名前と顔が認識できている人のネットワークです。職場の友達、学校の友達同士が、FacebookやLINE、電話帳などでつながっている世界です。Twitterやインスタグラムなどのソーシャルサービスにおいても、実名を公表し、お互いがある程度面識ある状態でつながっているのであれば、それはソーシャルグラフ、つまりインターネット上の人のつながりとなります。
ソーシャルグラフのサービス例
ソーシャルグラフはお互いの実名を知り、面識がある程度あるインターネット上のつながりとなります。
- 実名でやりとりするFacebook、Twitter、インスタグラム、LINE
- 電話帳
- 名詞
インタレストグラフとは?
インタレストグラフとは、インターネット上における同じ趣味趣向を持った人同士のつながりになります。ソーシャルグラフが実名やお互いの面識がある程度存在するのに対して、ソーシャルグラフは実名である必要はありません。匿名で同じ趣味、趣向を持った人たちのつながりとなってきます。ただし、中には実名を公表しながら、同じ趣味趣向の人たちとインターネット上でつながっている人もいます。この場合は、お互いの面識が無い状態で、同じ趣味趣向でつながっているので、実名を公表していたとしても、インタレストグラフの世界となります。インタレストグラフの世界で、お互い面識が無かった人たち同士がリアルな場で会い、お互いFacebookやLINEなどでつながり始めて、そこでできるネットワークは人同士のつながりが軸となってくるので、インタレストグラフから派生したソーシャルグラフとなってきます。
インタレストグラフのサービス例
インタレストグラフはお互いの実名を知り、面識がある程度あるインターネット上のつながりとなります。
- 匿名で、同じ趣味趣向でやりとりするTwitter、インスタグラム、ブログ
影響力があるのはソーシャルグラフ?インタレストグラフ?
ずばり、影響力があるのはインタレストグラフです。でも、日本人が得意なのは、人のつながりを作るソーシャルグラフです。ここでも少し分かりやすい例を出してみたいと思うのですが、例えば、昔ながらの大企業に勤めるサラリーマンがいたとします。サラリーマンは出世したいと思い、上司や経営層に対して自己アピールをして自らの事を知ってもらおうとします。これもある意味、お互いの名前や顔を知りうるソーシャルグラフの世界です。
Facebookが日本で流行り始めた2008年は、身の回りの人たちが自らを知ってもらいたいと競うように友達としてつながり始めました。Facebookは、「私にはこれだの友達がいる」というのを自己ピーアルするいわば、「サラリーマンの世界と同じようなツールだ。」っと私はいつも捉えてしまいます。
しかし、ソーシャルグラフは、お互いの名前や実名を知らない限り、お互いにつながれない世界です。たまに「私は日本の有名人とFacebookで実名で繋がっているよ。」っという人もいるのですが、それは一方的に有名人の方を好きな自分自身が相手をフォローしていることを意味するので、ソーシャルグラフでは無く、インタレストグラフの世界を意味しています。
このように考えてみると、ソーシャルグラフって、どんなに友達が増えたとしても、とっても狭い世界だと感じませんか?
ソーシャルグラフが狭い理由
ソーシャルグラフは、お互いの面識が無い限りなかなか繋がることができないサービスです。お互いの面識が無い状態でつながるケースもあると思うのですが、そのようなネットワークで、自らをさらけ出すような情報のやり取りはなかなかできないと思います。
なので、お互いが面識ある友達になれるというのには、どんな人であっても限界があり、例えどんな有名人であったとしても、有名人の事をあなたは知っていたとしても、有名人側はあなたの事を知らないので、どんなにインターネット上で人のつながりができていたとしてもそれはインタレストグラフであり、ソーシャルグラフではありません。
お互いが面識ある状態で、なおかつ実名を原則とするインターネット上のつながりであるソーシャルグラフには、つながりの限界があり、どんなに友達が多かったとしても、お互いが面識無い状態であれば、それは何の意味もなさない単なる人のつながりでしかありません。
つまり、ソーシャルグラフは、形成されるネットワークの大きさに限界があるのです。
特にFacebookは、増やすだけ友達を増やして自らの発信が少なくなり、しまいには周りの投稿を眺めているだけっといった状態になる人が多いのではないでしょうか?
私はもともと大手企業のクリエイティブな集団の中にいたのですが、Facebookはできるのに、インスタグラムで自ら情報発信し、自分とまったくつながりが無い世界にいる人々を集客できる人がほとんどいなかったのが、今でも驚きです。「クリエイティブな人材は、企業の中では無く、外部に沢山いる。」そう知る事ができたのは、人のつながりを大切にするソーシャルグラフでは無く、趣味のつながりを大切にするインタレストグラフがあったからです。
同じ趣味趣向のつながりであるインタレストグラフは、人のつながりが軸となるソーシャルグラフよりも爆発的なネットワーク形成の威力があります。
インタレストグラフが広い理由
インタレストグラフは、同じ趣味趣向を持った人同士のつながりです。お互いの名前や顔を知らなくてもつながり、匿名で会話もすることができます。極端な話し、相手が外国人で、話している内容な分からなくてもお互いつながることができます。
そのよい例がTwitterやインスタグラムです。特にインスタグラムは、写真が軸となったソーシャルサービスです。インスタグラム上に投稿した写真に付けたタグ情報が、世界の人とのつながりがあるタグだった場合、あなたが投稿した写真が世界中に話題を呼び、一気にフォロワーが増えるといった事もあります。インスタグラムの場合は、リツイートが無いので、Twitterほどの拡散力はありませんが、あなたと同じ趣味趣向を持った人たちとつながることができます。
話題を呼ぶ写真は、簡単に国境を越え、またたく間に世界中の人とつながる事ができるのです。
こう考えただけでも、ソーシャルグラフよりも、インタレストグラフの方が広い世界だという事が感じられるのではないかと思います。
例えるならば、こんなイメージです。ソーシャルグラフは、サラリーマンのような世界です。インタレストグラフは、独立起業家のような世界です。自分次第で小さなネットワークもつくる事ができるし、大きなネットワークも能力があれば作ることができます。
つまり、世の中に大きなインパクトを与える事ができる人であるインフルエンサーがインターネット上のどこにいるのか?もうその答えは一目瞭然です。
ソーシャルグラフでは無く、彼らの主戦場は、インタレストグラフなのです。
ソーシャルグラフとインタレストグラフ、どっちがネットワークを作りやすい?
ソーシャルグラフの方が作りやすいと感じる人が多いと思います。昔Google+をよくやっていたのですが、Facebookをメインでやっていた人が、Google+にやってくると、「何をしたらよいのか分からない。」という人をよく見かけました。
Facebookは知り合いが基点となって繋がっていきます。今まで築き上げてきた人脈が軸となってネットワークが広がっていきます。
これに対してインタレストグラフは、何も無いところから自らの情報発信に対して、興味共感を得られる人々を集めなくてはなりません。
「ソーシャルグラフとインタレストグラフ、どっちが作りやすい?」といえば、ソーシャルグラフになると思います。
Facebookには友達が沢山いるのに、Google+、Twitter、インスタグラムではなかなかフォロワーが増えない理由は、自ら発信する情報に対して共感する人の数が少ないからです。
とかく日本人は単なる数字の大小ばかりを気にする人が多い気がします。大切なのは数字では無く、本質です。本質が追求できなければ、真の数字は付いてきません。
「共感してくれる人が10人しかいなければ、フォロワー数は10人でもいいのではないでしょうか?」と私は思ってしまいます。
無理にフォロワーを増やそうとすると、どこかしらに無理が生じ、フォロワー数を獲得するために広告費用や、情報を投稿するためのネタ集めに費用や時間を費やしてしまっている人もいます。
でも、そこまで無理をしてフォロワーを集めたとしても、そのフォロワーは果たしてあなたの投稿に対して何人の人が共感してくれるのでしょうか?
フォロワーが1万人もいるのに、「いいね」をしてくれている人の数が100人しかいないアカウントと、フォロワーが50人しかいないのに、毎回50人の人が「いいね」をしてくれるアカウントがあった場合、どちらの方が世の中に対して影響力があるアカウントと言えるのでしょうか?
ここで、インフルエンサーと深い関わりがある「エンゲージメント」という考え方が出てきます。
Facebookのエンゲージメント率
Facebookのエンゲージメント率の定義は、以下の通りとなっています。
エンゲージメント (リアクション「いいね等」、クリック、コメント、シェア) の数をリーチした人の合計数で割って算出します。
上記の数式でいえることは、Facebookページをフォローしている人の数(いいねしてつながっている人の数)に対して、どれくらいの人が反応 (リアクション「いいね等」、クリック、コメント、シェア) したか?というのを定義しています。
Twitterのエンゲージメント率
Twitterのエンゲージメント率の定義は、以下の通りとなっています。
エンゲージメント (クリック、リツイート、返信、フォロー、いいね) の数をインプレッションの合計数で割って算出します。
上記の数式でいえることは、見られた回数(インプレッション)に対して、どれくらいの人が反応(クリック、リツイート、返信、フォロー、いいね) したか?というのを定義しています。
インスタグラムのエンゲージメント率
インスタグラムのエンゲージメント率の定義は、以下の通りとなっています。
エンゲージメント (いいね、コメント、投稿の保存) の数をインプレッションもしくは、リーチの合計数で割って算出します。
上記の数式でいえることは、見られた回数(インプレッションもしくはリーチ)に対して、どれくらいの人が反応(いいね、コメント、投稿の保存) したか?というのを定義しています。
エンゲージメント率の高い、低いについて
Facebook、Twitter、インスタグラムのエンゲージメント率について共通して言えることは、どんなにフォロワーが沢山いたとしても、そもそもアクティブでは無いフォロワーが多かったり、広告などで外部から集めた自分自身には何にも関心が無い海外のフォロワーが多かったりと、相手の画面上には自らの投稿が表示されているけれども、相手は何も反応しなければ、エンゲージメント率は低くなります。
逆にフォロワーの数が10人と少なくても、10にフォロワーが毎回必ず投稿を見てくれて、必ずクリック、リツイート、返信、フォロー、いいねのアクションをしてくれるとなった場合は、エンゲージメント率は高くなります。
エンゲージメント率は何を意味するのか?
つまりエンゲージメント率が何を意味するのかというと、どんなに少ないフォロワー数であったとしても、その中のフォロワーが必ず反応を示すアカウント方が、インフルエンサーとしては、とっても能力が高いという事を意味します。
小さくても、意味のあるネットワークを形成する事ができる人は、それを大きくしたければ、大きくすればよいので、意味のあるネットワークが生まれます。
自らの魅力が相手に伝えられていない状態で、ネットワークを大きくしようとする人は、自らを自慢する言わば企業のダメな広告戦略と同じで、自分自身を知って欲しいという気持ちが先行し、お金を利用して周囲に人を集めようとします。これは、まったく意味が無い事です。なぜなら、インフルエンサーは、そんな事をしなくても、自然と人が集まってくるからです。
少し具体的な例を元に「エンゲージメント率は何を意味するのか?」を記載してみます。
ある中華料理好きが発信するアカウントには、10人のフォロワーしかいなかったとします。でも、毎回中華料理の情報を配信すると、必ず10人のフォロワーが共感してくれてお店に足を運んでくれるとします。この場合のエンゲージメント率は、100%に近い状態となります。
逆に10万人のフォロワーがいるアカウントがあったとします。その人が中華料理についての情報を発信しても50人の人しか反応を示してくれなかったとした場合のエンゲージメント率は、1%にも満たない状態が生まれます。
「いやいや自分のフォロワー数が10万人いるんだから、自分が発信した情報は多くの人が見てくれて、例え50人であっても10人のフォロワー数よりはましでしょ?」っと思う方もいるかと思うのですが、それは、10万人のアカウントを保有するアカウントが、よっぽどの有名人だった場合です。
人気の芸能人には、ファンが付いてきます。大好きな芸能人が中華料理店のお店に関する情報を発信していたら、そのお店に行ってみたくなるファンは多いはずです。
しかし、どんなにフォロワー数が多くても、発信する情報に対してアクションする人が少ないエンゲージメント率が低いアカウントと、10人しかフォロワーがいないのにも関わらず、中華料理についての情報を発信すれば、10人の人が必ず反応してくれて店舗まで足を運んでくれるアカウントがあった場合は、エンゲージメント率が高いアカウントの方が、効果的なインフルエンサーになります。
インフルエンサーはどこにいる?
一番分かりやすいインフルエンサーは、売れてる有名な芸能人です。ファンが多い芸能人が情報を発信すれば、その情報をチェックする人はとても多くいます。でも、芸能人との接点を持てる企業なんて、そお多くはありません。では、一般人の中からインフルエンサーを見つけるのにはどうしたらよいでしょうか?その時に利用できる仕組みが、インスタグラムの「人気投稿」の機能となります。
インスタグラムは、利用者が多いメジャーなソーシャルサービスの中で、唯一エンゲージメント率が可視化されているサービスなのです。
インスタグラムの人気投稿について
インスタグラムの人気投稿について具体的にまとめてみたいと思います。こちらは、先日珍しく鎌倉で雪が降った時に、撮影した鎌倉小町通りの景色です。
インスタグラムを投稿する際に、タグ情報と位置情報を付与させることができます。今回は位置情報をもとに、人気投稿について説明を行います。
インスタグラムに情報を投稿する際に、位置情報を付けると、ニックネームの下に写真を撮影した場所の位置情報を付ける事ができます。
この位置情報をタップすると、「小町通り」に訪れた人たちが投稿した「小町通り」の位置情報が付いた投稿が人気投稿の一覧で表示されます。
この人気投稿の中には、決してフォロワー数が多い人ばかりが表示されているのではなく、フォロワーが少なくても、エンゲージメント率が高い人たちが表示されています。
つまり、鎌倉小町通りの人気投稿に表示されている人たちが小町通りについて発信を行うと、小町通りに対して興味関心を持った人たちを集めることができる人たちです。
同じような人気投稿は、タグベースでも確認する事ができます。今回は「小町通り」という位置情報を投稿した場合の人気投稿について事例をあげて説明を行いましたが、位置情報は、「小町通り」だけでなく、「鎌倉」、「東京」など広い範囲での位置情報も付けることができます。
「鎌倉」と位置情報を付けて投稿した場合は、「鎌倉」を訪れた人たちの人気投稿がどのようなものかを確認することができます。
私がここ一年ぐらいインスタグラムを利用していて、企業アカウントが、人気投稿に表示されたのを見たことは一度もありません。なぜならPRが下手だからです。一般ユーザは、企業が発信する広告じみた投稿を嫌がる傾向がとても強いです。
例えば、Facebookなど利用していると、一般ユーザであっても自己PR(自慢)投稿が多いと思いますが、それに対して共感する人の数は知れています。
もし身の回りにフォロワー数の多さを自慢するアカウントがあれば、その方の投稿が位置情報、タグ情報の人気投稿に表示されているのか?をチェックすると、そのアカウントがまわりに影響力があるアカウントであるか?(エンゲージメント率が高いか?)を確認することができます。
飾る事無く、その場に足を運んだ風景、感じた事、周りの人たちが共感し、「この場所に訪れてみたい。」そう周囲の共感を得られる情報発信ができる人、それがまさにインフルエンサーなのです。
意味あるマイクロインフルエンサーと集客方法とは?
マイクロインフルエンサーは、1000人以上のフォロワーのアカウントからと記載されているのを目にしますが、「効果」という点に着目するのであれば、10人のフォロワーでも十分、インフルエンサーの機能を果たすことができるということを本記事の前半に記載しましたが、こちらも私の取り組みを元に具体的な事例を交えて記載してみたいと思います。
インスタグラムでの集客例
インスタグラムは、サイトのURLが個別投稿に貼り付けることができないので、集客が難しいと思っている方の意見を聞くことがあるのですが、サイトへの集客ではなく、リアルな場への集客には適しているツールだと感じています。インスタグラムでの集客例を具体的な例とあわせて記載いたします。
以下は2018年1月13日に、コレド日本橋にオープンした中華レストランです。オープン日前日の1月12日にプレオープンが開催されご招待いただいたので、写真を撮影して私のインスタグラムに投稿を行ってみました。
この時点での私のインスタのアカウントは、大体1300人前後のフォロワーで、一つの投稿に対して300から400いいねぐらいが付くアカウントです。
企業がインフルエンサーを重要視するのは、扱う商品の購買が増加するか?来店するユーザの数が増えるか?という点がとても大切です。
今回、この投稿を行って、実際にコレド日本橋のこのレストランに足を運んだ人は、私が直接把握できている数値としては10人です。
つまり私のインスタグラムのアカウントにおいては、一つの投稿に対してのCPA(投稿に対してアクションした人の割合)は、300いいね÷1,300フォロワーなので約23%。CVR(実際に店舗まで足を運んでくれた人の割合)は、来場者10人÷300いいねなので、約33%の成約率となってきます。
これは私のインスタアカウントでの事例となりますが、フォロワー数がたった10人しかいなくても、10人のフォロワーが毎回商品を買ったり、店舗に足を運んでくれる人たちであれば、CPA100%、CVR100%です。フォロワー数が全てではありません。フォロワーが少なくても、もの凄い影響力があるアカウントはまだまだ潜在的に沢山ソーシャルネットワーク上にはあります。
Twitterでの集客例
インスタグラムと同じく、インタレストグラフが描きやすいTwitter。Twitterはインスタグラムと異なり個別の投稿に対して、サイトやブログなどのリンクを含めることができます。
以下は、鎌倉にある覚園寺の風景を撮影して投稿した写真です。「覚園寺はよいところだから足を運んだ方がよい。」とは一言も書いていません。自ら足を運び、写真を撮影し、綺麗だと感じた気持ちを投稿に乗せています。
投稿をご確認いただくと把握できると思うのですが、以下のブログ記事への誘導が含まれています。特に覚園寺さんにお願いをされて書いたブログではありませんが、覚園寺に訪れて感じた私自身の気持ちを具体的に記載しています。
具体的な数値は測れていませんが、鎌倉の覚園寺というお寺のよさや、実際に足を運ばれた人の数も少なからずあるのではないかと思います。
水がめの中の緑。鎌倉の紅葉は11月下旬から12月上旬なので、まだまだ緑々してます。#写真の奏でる私の世界#写真好きな人と繋がりたい#ファインダー越しの私の世界#覚園寺https://t.co/7S8D19H5JX pic.twitter.com/xcqqa23lk1
— baystyle (@baystylenet) 2017年10月12日
インスタもTwitterも1000人前後ぐらいのフォロワー数のアカウントを例に記載いたしました。逆に10万人のフォロワーがいるのにも関わらず、一つの投稿に対して数百いいねしか付かず、なおかつ商品の購買や人の行動にまでつながらないアカウントは、影響力があるアカウント(インフルエンサー)ではありません。
ソーシャルもSEOやアフィリエイトの考え方と同じ
エンゲージメント率や、実際の購買、来場者数を高めるためには、影響力あるアカウントを中心に、範囲を限定したネットワーク(インタレストグラフ)を作ると、より結果が得られやすくなります。
具体的には、中華レストランというアカウントで情報発信を行うと、中華レストランのファンでなくては、周りに集まってきません。その人たちは、既にフォローした中華レストランの事が好きで、既に来店している可能性が高い、リピーターの人たちです。
企業が売上を高めたいと思うのであれば、新規のフォロワーを増やさなくてはなりません。そのためには作成するアカウントは、中華レストランそのものを主軸にするのではなく、四川料理、小籠包などといった料理ジャンル別のアカウントを生成し、四川料理、小籠包などについて興味関心がある人たちを集めた方が、新規ユーザを増加させる割合を高めることができます。
情報は広く浅く扱うよりも、狭く深く扱った方が、結果を得る可能性を高めることができます。
企業として集客をかける場合は、どのユーザをターゲットにし、ターゲットにしたユーザをどこに成約させたいのか?を考えて、行動できる人がいれば、それが戦略的な真のインフルエンサーだと思います。
本質はエンゲージメント率にある
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今の時代は、ソーシャルネットワークの拡大により個の力が際立つ時代です。企業の広報担当が行うリークやプレスリリースという行いよりも、発信力がある個人の力を活用して電波した方がより拡散力が強い場合もあります。
また、大手メディアと言われてきたメディアよりも、個人が発信する情報の方が信憑性があり、それを求めて多くの人たちが集まってくる傾向もあります。たとえば、今回のような記事をニュースメディアが書くのであれば、記事を書く本人はインスタグラムを利用し、様々な体験をもとに記事を書く事が大切だと思うのですが、そのような記事を見かける事はほとんど無い気がします。
ソーシャルネットワークは、フォロワー数が重要なのでは無く、共感してくれるフォロワーの心を掴めるか?つまりエンゲージメント率をどれぐらい高められるか?という点がとても大切な事だと思います。
有料で集めたフォロワー、フォロワー数を自慢するアカウントほど、無駄なものはありません。
フォロワー数10人でも、10人の人がエンゲージメント率100%で共感される世界が作れる人の方がよっぽど優秀で価値があります。
数字の大きさ、企業の大きさ、学歴の優秀さ、自らの知名度、そんなものは、もうこれからの時代(っというよりずいぶん前から)一切不要ではないでしょうか。大切なのは、「自分は何ができるのか?」という点です。
「本質はどこにあるのか?」、「自らの言葉や考えで発信できているのか?」そこさえできれば、大きなメディアである必要はありません。個人の趣味ブログの傍らで書いた記事でも、検索上位へと上げられます。
なんかインスタやってると、上手い下手とかではなく、世の中こんなにアウトプットだせる人がいるんだ~と片っ端から眺めてしまいます。仕事以上にアウトプット出している人が多そうな気がする…。作ったモノを撮影してpostしている人も本当に凄いと思います。
「発言はいらないから、Facebookじゃなくて見ず知らずの人たちが大勢いる中で、写真一枚でいいからpostしてごらん。」っと、サラリーマン時代にいた優秀な?人たちに伝えても、「そんな小さな事には付き合っていられない。」という回答がほとんどです。
うわべだけの社会に染まってしまうのが現実で、小さな事でもよいから意味あることを作り出すことができない人が、大きな世界や利用者が増えるサービスなんて描けるはずがありません。
他人の心に伝わる仕事もできなければ、組織なんてまとめられるわけもないと思います。
大切なのは数字の大きさ(フォロワー数)では無く、共感してくれる人の数。つまり上辺では無く中身。エンゲージメント率です。ソーシャルネットワークを例に記載してみましたが、リアルな世界の人のつながりも、結局は同じ事を意味しているような気がしていますが、とかく数字の大きさで評価をする世の中の風潮がまだ強いので、どうしてもフォロワー数を増やしたいと思う人や、それを評価してしまう人や組織が多い気がするのですが、エンゲージメント率よりも先に、フォロワー数を評価することは、本質的ではないと思い、本ブログに記載してみました。記載した内容は、あくまで私自身の考え方の一つであり、他にも意見は沢山あるかと思いますので、参考情報として捉えていただければと思います。
本記事とあわせて、「Instagramに無断転載された写真は通報で削除できました」の記事も多くの方々に読まれ、沢山のお問い合わせをいただいていますので、あわせて以下にご紹介いたします。
関連記事:Instagramに無断転載された写真は通報で削除できました
インスタグラムの使い方関連の記事
インスタのストーリーズにアニメーションGifが追加できるようになったので、以下に追加方法を記載しておきました(2018年1月24日)。
関連記事:インスタストーリーズへのアニメーションGifの適用方法
インスタグラムは、FacebookやTwitterよりも集客効果が高いため、もっとも注目されているSNSです。インスタグラムを集客や商売につなげたい場合は、以下のダウンロード書籍などが参考になります。