4P分析について
4P分析とは、自社の商品やサービスを新たに開発する際に、製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、販売促進、プロモーション(Promotion)といった4つの軸で検討をすることで、売上の向上や、顧客獲得につながるマーケティング戦略を検討する手法になります。別名マーケティングミックスとも呼ばれる分析手法になります。具体的には以下のような検討を行っていきます。
目次
製品について
自社で提供する商品やサービスが、ユーザに対してどのような価値を与えるのかを明確にするための調査、分析になります。具体的には、実際に商品やサービスに触れる消費者目線で以下のような事を明確化させます。
- ユーザが求めている価格帯
- ユーザが求めている商品性
- 他社のヒット商品の特徴
- 自社の商品、サービス企画の内容
価格について
自社で提供する商品やサービスをどれぐらいの価格で販売するのか?という点は、商売を行う上でとても大切なポイントとなります。実際には以下のような観点で、価格についての検討を行います。
- ユーザが高いと感じないか?
- ユーザが安いと感じないか?
- 利益が取れる価格設定になっているのか?
- 他社と比較した時に妥当な価格設定になっているのか?
- 他社と比較した時の価格競争力はあるのか?
流通について
流通については、自社の商品やサービスを購入してくれたユーザに対して、どのような方法で商品を届けるのか?という点になります。実際には以下のような観点で、流通についての検討を行います。特に通販系のサイトを展開する場合などは、開発するシステムにも関わってくる要件となるため、慎重に具体化させる必要があります。
- 商品はどこで販売するのか?
- 売れた後の商品発送の輸送会社はどこにするのか?
- 各都道府県別に配送料は変更するのか?離島の場合は配送するのか?
- 海外輸送に対応させるのか?
- ネット販売の場合は、銀行振込にするのか?代引きにするのか?両方にするのか?
- 納品書の出力はいつどのタイミングで、どのよにして行うのか?
- 年末年始など配送業務が混雑するタイミングで遅延が発生したらどのような対応を行うのか?
販売促進、プロモーションについて
自社で提供する商品やサービスをユーザに伝えるためにはプロモーションを行って知ってもらう必要があります。実際には以下のような観点で、プロモーションについて検討を行う必要があります。
- ユーザは商品の情報をどこで見つけるのか?
- インターネット広告を活用するのか?
- Facebook、インスタグラム、ツイッターなどのSNSを活用するのか?
- ブログを活用するのか?
- 自社サイトを活用するのか?
- ラジオ広告を活用するのか?
- 折込チラシ広告を活用するのか?
- テレビCMを行うのか?
- どこかの店舗などにフライヤーを置いてもらうのか?
- 競合はどのようなプロモーションを行っているのか?
- 自らが営業をして販売促進活動を行うのか?
開業時の情報収集に関する関連情報
開業や新商品やサービス開発を行う際、どのような情報を収集して整理していったらよいのか分からない場合は、マーケティングの手法にのっとってまとめていくのが効率的な方法です。以下のページでは、開業や店舗経営などを行う際に必要となってくる情報収集において、どのような情報を収集すればよいのかについて、マーケティング手法別にまとめています。
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独立起業、開業の流れ
自らの体験談も交えながら、独立起業、開業までの流れをまとめています。