盤古殿、盤古茶屋を展開する盤古グループは、首都圏を中心とした中華レストラングループです。コレド日本橋の他にも、川崎、新横浜プリンスホテル、秋葉原UDXの中に店舗があります。横浜中華街のような日本人をメインにした観光客向けにアレンジされた味では無く、本場中国の味をそのまま再現してお料理を提供する中華レストランです。中華レストランというと、お食事を楽しむ場所というイメージがありますが、盤古殿は、お酒に合うお料理も沢山あり、お酒を飲みながらお料理も楽しめる居酒屋風な雰囲気もある店舗です。特に完全個室が魅力的で、川崎店、新横浜プリンスホテル店、秋葉原UDX店、コレド日本橋店どの場所にも、壁やパーテーションでシッカリと仕切られた完全個室があるのが魅力的です。
盤古グループのそれぞれの店舗の紹介は以下で詳しく紹介しています。
目次
中華料理とは
日本人が中華料理と聞くと、ラーメンやチャーハン、餃子や小籠包などをイメージし、あくまで中華料理は、中華料理としか捉えない方がほとんどかと思います。私自身も、盤古殿の中華料理を食べるまでは、中華料理は、中華料理でしかないと思っていたのですが、盤古殿の中華料理を食べてからは、美味しいお店とそうでないお店の区別が付くようになりました。特に中国人の方は、本場中国の味に親しみがあるので、美味しいお店とそうでないお店の判別を一口料理を食べた瞬間に行う方が多くいます。
中華レストランの厨房に入ると、様々な調味料や香辛料が沢山あります。日本人は、調味料を正確に分量を測って調理するといった事が多いかと思いますが、中華レストランの料理人の方々を見ていると、おたまで調味料や香辛料をすくい上げ、目分量で調理していきます。美味しい中華料理は、仕込みももちろん大切だとは思うのですが、調理をするコックさんのセンスがとても表に出やすい料理だと思います。
様々な調味料や香辛料を中華鍋に入れて調理し、味見をしながら理想の味に近づけていくのだと思います。本当に美味しい中華料理とは、素材の味とあわせ、調味料や香辛料の味が深くかもし出されるものであり、日本に住む中国人や海外の方が、好んで足を運ぶ中華レストランは、本場に近い味で、味に深みがある本当の中華料理だと思います。日本人の方からすると、香辛料が苦手とする方も少なからずいるのではないかと思いますが、好きな人にとって香辛料は、癖になる味で、一度食べたらまたその味を思い出し、二度、三度と何回でも足を運びたくなってしまうものです。
盤古グループの中華レストランは、日本に住む中国人の方や海外の方々、海外から日本に観光に訪れる方々にとても人気があるレストランです。料理の味に深みと特徴がある中華料理なので、本場の中華料理を食べてみたいと思う方は是非盤古殿コレド日本橋店に訪れてみていただきたいと思います。
特に横浜中華街の中華の味しか味わってこなかったような方々は、本場の味の美味しさに驚くこと間違い無いと思います。私はもともと横浜市中区生まれなので、子供の頃から中華街の味を知っていたのですが、盤古殿の中華料理を食べた時に、今まで食べてきた味とは全然違う事に気が付き、何度もリピートしてしまっています。
中華料理の種類
日本で中華料理というと、山東料理、上海料理、広東料理、四川料理の四大中国料理が有名です。とは言いつつ、「四川料理が辛いのは知っているけれど、それ以外の中華料理は一緒でしょ?」と思っている方も多いのではないかと思います。しかし中国では、八大中華料理と呼ばれ、山東料理、江蘇料理、浙江料理、安徽料理、福建料理、広東料理、湖南料理、四川料理の八つに分類されてきます。盤古殿は、中国全土のお料理の良いところを複数チョイスできるレストランになります。それぞれの中華料理の特徴は、以下の通りとなります。
山東料理
山東料理とは北京料理の原型とされているお料理で、魯菜と呼ばれるお料理です。山東省発祥のお料理になりますが、日本人で山東省としてなじみが深い場所と言えば、青島ビールで有名な青島(チンタオ)がある場所となります。昔の中国では、山東料理を宮廷料理としても振舞われていました。中国のお料理は、北に行くほど味が濃くなる傾向があるのですが、山東料理は上海よりも北よりにあるせいか、比較的味は濃いほうで、海が近いことから海鮮系のお料理も多いのが特徴です。
江蘇料理
江蘇料理は、上海料理の原型とされるお料理です。長江の南の湖水地帯の都会である蘇州が発祥の地とされていて、主に川魚の白身やアヒル(水鳥)といった食材を、素材の味を生かしながら調理される傾向が強いお料理になります。
浙江料理
浙江料理は、東シナ海に面した浙江省を発祥とするお料理で、海鮮系を中心としつつ、江蘇料理と同じく、湖に生息する白身魚や海老、アヒル(水鳥)なども食材にするお料理です。お料理の盛り付けが華やかなのが特徴なのと、味付けは中華料理の中では比較的サッパリとしています。
安徽料理
安徽料理は、江蘇省と浙江省に面した少し内陸部に入った省になります。海のお料理というよりも、お茶やキノコ、タケノコなどといった山菜野菜や、川に生息する魚やカエル、スッポンといった食材を扱うお料理が中心となってきます。安徽料理には、下味や油通しを行わず、熱した中華鍋に材料と調味料、香辛料を入れて一気に炒める滑燒と呼ばれる独特の調理方法があります。お料理は、とろみが付いたコッテリとした味が特徴となります。
福建料理
福建料理は、中国でも南に位置する福建省を発祥とするお料理です。海南料理や台湾料理といったお料理も、福建料理に含まれます。福建省は漁業が盛んな省であり、海鮮物の中でもカキを使ったお料理が有名な場所でもあります。カキは食材としても利用されますが、干したカキを調味料の一部として利用される事もあります。カキが調味料と記載すると、オイスターソースが脳裏に浮かびますが、オイスターソースは福建省発祥では無く、広東省が発祥とされる調味料になります。また福建省といえば、鉄観音、武夷岩茶などといったウーロン茶もとても有名な場所になります。
広東料理
広東省といえば、香港やマカオといった更に南寄りの場所に位置する暑い気候の省になります。よくアメリカやハワイなどに旅行へ行くと、チャプスイという言葉を目にしたり耳にしたりする事がありますが、これは広東料理を元にアレンジされていると言われています。日本で広東料理といえば、八宝菜や中華丼といったお料理が有名です。広東料理は、潮州料理、客家料理、順徳料理と3つに更に分類されますが、燕の巣、フカヒレ、貝柱といった乾物は広東料理の中でも潮州料理が発祥とされています。
湖南料理
湖南料理は、四川料理と並んで、唐辛子をふんだんに利用した辛い中華料理になります。四川料理との大きな違いは、四川は調味料に麻辣が利用されるのに対して、湖南料理は、酸辣が利用されます。湖南省といえば、毛沢東の出身地でもあり、北京、上海を中心として各地域にとても多く存在する中華料理の一つになります。
四川料理
四川料理といえば、日本人にもなじみが深い辛い味の中華料理です。特に有名なお料理でいくと、麻婆豆腐、坦々麺、回鍋肉、麻辣火鍋、辣子鶏などといったところになります。麻辣を中心とした味付けで、食べた後に唇が痺れるといった特徴があるお料理でもあります。中華料理の中でも四川料理については、かなり味の決め手になるお料理だと思っていて、ただ単に辛いだけでなく、食材のうまみを最大限に引き出せる香辛料や調味料の配合がとても奥深いお料理だと思います。よく麻婆豆腐が美味しい中華レストランは、他のお料理も美味しいと言われることがありますが、複雑な味が絡み合う麻婆豆腐を上手く調理できる中華レストランは、腕のよいシェフが存在する事を意味するのかもしれません。
盤古殿、盤古茶屋で様々なお料理を食べてきて、個人的にこれはおすすめと感じたお料理について、以下のページで詳しくまとめています。