何だ?Googleから直接電話がかかってきた

先ほどGoogleから直接電話がかかってきました。いくつかウェブサイト運営しているなかで、収益化の見込みが高いサイトについては、Googleアドワーズに、毎月広告出稿をそれなりの費用をかけながらPRしています。電話の内容は、Googleアドワーズをもっと有効的に活用して欲しいという内容と、新機能のお知らせでした。具体的な内容については、以下の通りとなります。



Google売上の内訳

こちらは、Googleの2017年決算発表資料の抜粋です。

Google売上の内訳

Google売上の内訳

この表を見ると、Google全体での売上は、$31,914millions(約3兆1,914億円)。そのうち、広告の売上が$27,227millions(約2兆7,227億円)。Google全体の売上のうち、85%が広告収入となっています。つまり、Googleアドワーズは、Googleにとって一番の収入源となるサービスで、手厚い電話サポートがついている。だから電話がかかってきたんだと思います。

電話の内容

Googleからの電話の内容は、Googleアドワーズの有効活用とGoogleアドワーズの新機能のお知らせの2種類でした。Googleアドワーズはあまり深く使いこなしたことがなく、ただ単に一日の上限予算を決めて、広告出稿を行っているだけでした。Googleから電話がかかってきた後は、パソコンの画面を開き、電話で話しながらGoogleアドワーズの設定を行っていきます。

Googleアドワーズの有効活用

Googleアドワーズの有効活用として指摘されたのは以下の2点です。

  • 一つのキャンペーンに対して、広告グループは3つ入れる。
  • 広告表示オプションは、少しでも多くの情報を入れる。

それぞれの具体的な内容については、以下の通りとなります。

広告グループの指摘

1つのキャンペーンに対して、広告グループは3つまで登録を行っておいた方がよいそうです。

広告グループに広告は最低3つ登録しておいた方がよい

広告グループに広告は最低3つ登録しておいた方がよい

理由は、GoogleアドワーズのAIが、より効果が得られる広告を自動学習し、ターゲットとなるキーワードに対して、最も有効的な広告を表示してくれるためだそうです。当然のことながら、1つのキャンペーン、1つの広告グループに対して、1種類の広告しか登録していなければ、その広告しかGoogleアドワーズ上には表示されないことになります。イメージ広告または広告テンプレートで作成した広告は広告グループごとに300個までとの制限がありますが、より多くの広告を設定しておいた方が、AIがキーワードに対する最適な広告を表示してくれることになると思うので、多いにこしたことはないのだと思います。ちなみに、1つのキャンペーンの中の広告グループ内で広告を追加するぶんには、追加の予算設定は発生しません。

広告表示オプションの指摘

広告表示オプションとは、キャンペーンで登録した広告に対して、電話番号や住所などを追加登録するための機能になります。

広告表示オプションの画面

広告表示オプションの画面

広告表示オプションの数を増やせばよりGoogleアドワーズの効果が高まるのと、電話番号や住所を登録しておくと、更に効果がよいとのことでした。

Googleアドワーズの新機能

Googleアドワーズ内にある新機能のカスタムインテントを設定するとより広告出稿による効果が得られるということから、設定してみました(検索してみると新機能といっても去年リリースされた機能のようでした)。カスタムインテントの機能にあるオーディエンスと呼ばれる機能を利用することによって、自らが運営するサイトの競合他社となる相手のページにアクセスしているユーザ限定で、ディスプレイ広告を表示できるという内容のものでした。

具体的な画面はこちら。

カスタムインテントの画面

カスタムインテントの画面

関連するキーワードとURLの欄に、広告出稿してPRしている自らのサイトと競合他社となるサイトのURLを登録しておくことによって、該当のURLにアクセスしたユーザに対して、ディスプレイ広告を表示させるといった機能になります。URLだけでなく、キーワードの登録も可能です。

サイトは、立ち上げるだけだとなかな効果がでずらいので、収益化が伴うサイトであれば、Googleアドワーズに限らず、ターゲットを見据えた広告出稿はとても重要だよなっと思います。